顎変形症治療の骨切り術体験談

こんにちは!

たびごんです。

私は高校生時代にかみ合わせを改善するために手術を伴う矯正治療を行っていました。

今回はその体験談を記したいと思います。

手術についても触れるので苦手な方はご遠慮ください。

あくまで体験談と主治医に当時きいた内容ですので科学的根拠を回答できませんのであしからず。

また、本記事内の手術は美容整形の骨切り手術とは内容が異なっているかもしれないのでご注意ください。

矯正治療は二通り

目立たない矯正器具のイラスト(男性)

手術が伴わない治療

矯正歯科だけで完治ができる場合は手術がありません。

軽症の方や、変形症ではないが歯並びやかみ合わせを改善したい方は必要ないでしょう。

また、手術の対象範囲内でも要望(手術は怖い等)があれば完治は保証できないが矯正歯科の範囲内で改善を目指すこともできるそうです。

逆に手術の対象範囲内の症状であって手術を希望しても個人差による骨の構造等によっては手術を行えない場合があるみたいです。

手術を伴う治療

矯正歯科で治療を行いつつ口腔外科で手術を行う治療法です。

基本的には上記に該当しない方は手術が必要になります。

手術だと費用が高額なイメージがありますが、こちらは顎変形症が認められれば保険適用になるので合計費用はあまり変わらなかったと思います。

親知らずは抜かなければならない

案内はされますが手術を行う場合は事前に親知らずを抜く必要があります。

基本的に親知らずの抜歯は左右両側にある場合は一度につき片側しかできません。(両方やってしまうとご飯が食べられない)

部分麻酔を用いるためその日一日は何もできないと思います。

また、腫れと痛みも3日くらい続きます。このくだりを逆側もやりますのでもう一回です。

手術のメリット・デメリット等

手術前の訪問のイラスト

メリット

  • 完治する可能性が高く医学的にベストな歯並び、かみ合わせが手に入る
  • 将来的に後戻りする可能性が小さい

デメリット

  • 非常に痛い
  • 重度の顔の腫れが二週間、軽度の腫れは3ヵ月、完全に引くのに半年かかる
  • 重症の方など手術の程度によっては顔が変わったのがわかる
  • 入院するので10日間程度の休みが必要

副作用

  • 上あごの移動を伴う場合は筋肉の作用で鼻の形が変わる可能性がわずかだがある →手術後に筋肉をよく使うことで改善方向へ
  • 下あごの移動によって皮膚が伸びるとそれによって神経も伸び少し感覚が鈍くなる→時間の経過と薬である程度は改善

私の場合

私は矯正したのに後戻りしてもう一度行うのが嫌だったので手術を行うことにしました。

学生だったので長期休みを利用して休むことなく退院しました。

また、私の症状は比較的軽度で下あごだけの移動かつわずかであったので、鼻に関する心配はなく感覚が鈍くなる程度も小さいとのことでした。

また、外見に関しては家族や頻繁に会う親しい友人くらいにしか気づかれませんでした。

大きく分けて三種類の手術

上あごだけを移動する

上あごだけ骨を切断して移動します。

わずかですが、鼻のリスクが伴います。

下あごだけを移動する

下あごだけ骨を切断して移動します。

神経が引っ張られることによって顎と下唇の感覚が鈍くなります。

上下両方のあごを移動する

基本的にはこのパターンで上下移動させることが多いそうです。

こちらも症状の程度によっては要望で片側だけで行うこともできるそう。

手術前日に入院

手術日の一日前に入院しました。

夜ご飯は病院食です。

翌日は朝ごはん食べれませんのでしっかり食べましょう。

翌日時間になると手術室に向かうお迎えが来ます。

部屋につくと、セルフで手術台に上ります。(笑)

全身麻酔を打たれたら意識確認で質問されるのですがそのうち目の焦点が合わなくなっていき意識を失います。

一瞬で寝れます。

手術後

当たり前ですが目が覚めると手術は終わっています。

本当に一瞬です、びっくりします。

二回全身麻酔を受けたことがありますがどっちも夢見なかったので(麻酔だと見れない?)一瞬に感じました。

まずは、目が覚めて状況確認です。

一瞬パニくるのと、鼻口に管が入るので呼吸がとてもしにくいですが落ち着いてください。

鼻の管は抜いた後ですが術後はこんな感じになります。

顔ぱんぱんになります。口の管は口内の出血を吸引するためのものです。

結構しんどい

麻酔がきいてるのでしばらくは感覚が鈍いですが、時間がたつと痛みが出てきます。

主に、患部の痛み(骨切断により実質顔面骨折)、高熱(理由は忘れました)、のどの不快感(口内出血と、術中に管を喉を通しているのでその痛みが残る)がありました。

なかなかしんどいですが、山場です。頑張りましょう。

翌日の昼過ぎくらいにはだいぶ楽になります。

痛みが引いたころ

最初は流動食ですが徐々に固形物も出ます。

顔周りの包帯をとったら、鏡をみてみてください。

顔が史上最大にパンパンになっているはずです。

骨折した箇所が晴れるのと同じで顔面にそれが起きています。

腫れ防止でバンドが渡されるのでなるべくつけておくようにしましょう。

術後4日前後でシャワーも浴びれるようになります。

特に顔の部分に汚れがたまりやすくなっているので洗顔フォームは持参するよう言われました。

そんなこんなでいつのまに日数は経ちます。

気づけば退院です。

退院後

顔面の腫れ以外の心配事はだいだい片付いていると思います。

さて、その腫れですがしばらくは続きます。

退院後一週間くらいはバリバリ腫れています。

親しくない知人でも気づくでしょう。

その後1,2か月は自分含め親しい方にはわかると思います。

それ以降は自分でも正直気づかないくらいになっていました。

ただ、私は男なのであれですが、女性だと顔が小さい分腫れが目だったりとかはあるかもしれないです。

副作用の感覚の鈍りですが、一か月くらいでかなり改善します。

さらに半年くらいすると気にならないくらいになりますが、多少鈍りがのこります。

自分は二年たちますがやはりほかの個所に比べて感覚は鈍いです。

しかし、完全に慣れでほぼ気になりません!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

体験談が参考になれば嬉しいです。

手術を控えていらっしゃる方、心から応援しています。

手術終わったよという方、本当にお疲れ様でした。

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