公立中学校から慶應義塾高校に合格した話

みなさんこんにちは!

今日は自分の中学生時代の話を高校受験に焦点をあてて話していきます。

自分は現在慶応義塾大学法学部二年生です。慶応自体に入学をしたのは、高校生からになります。俗にいうエスカレーター式です。

慶應義塾高校、通称「塾高」ですが、僕は中学三年生の時にオープン入試の一般入試で受験しました。

如何にして学業に不真面目だった僕が私立高校最難関の一つである、慶応高校に入学することができたのかをまとめていきます。

何の平凡もない公立の出身だった

やる気のない中学生・高校生のイラスト(男子)

自分は小学校、中学校ともに地元の公立校に通っていました。

そしてとくに中学受験の勉強等といった特別なことも一切せず、学業に力を入れているわけではありませんでした。

唯一授業に置いて行かれないようにするために小6から週に合計三時間ほどの近くの塾に通っているだけでした。

ただ一つだけ、勉強に対して抱いていた気持ちは「あの子にできて自分にできないのはいやだ」といういかにも思春期の中学生みたいな気持ちはもっていました。

兄の影響

兄と弟のイラスト

僕には4つ上の兄がいます。

兄も同様に高校受験で早稲田大学高等学院へと進み付属校への道をいきました。

兄の受験期間を小5でみていた自分からすると、「こんなに追い込まれるようなこと一生に一度だけがいい!」と考え不純?(笑)な動機で自分も付属校に行きたい!と早くから考えていました。

中学校生活

ブラジルのサッカー少年のイラスト

そんなこんなで中学生になった僕ですが、もちろんまだまだ受験のこと等考えもせず、相変わらず地域密着型の塾で週に少しだけ勉強し、部活に打ち込んでいました。

さらにはお調子者な性格から、今となっては恥ずかしいですが授業では騒いだり、注意されることが当たり前でした。

そんな僕だったので、当たり前に授業態度が評価の中心になる実技科目では評定で「2」をとることもありました。

ただ、主要五科目だけは塾の勉強と「負けたくない」という気持ちからのテスト前の追い込みで最高点をとったりすこともまれにあり、なんとか「5」や「4」をとるこもできました。

早い決断が有利に

なんだかんだ、塾の模試も点数を取ることができていたので中一の冬に塾からも難関校受験用の校舎に誘われましたが当然きっぱりお断り。

宿題が多すぎました。

そして一年後

中二の夏といえば、そろそろ難関校を受ける子たちは本格的受験勉強に取り組み始めます。

もう一度声をかけてもらった時に、「そろそろ自分も兄と同じレベルを目指すなら向き合わなくては。」と考え、週で合計4.5時間+増えた宿題たちと向き合っていきました。

そしてこの時、今思うと非常に大事な決断をしていました。

自分は必ず私立の付属校に行く。

この決断がもたらす影響は二つあります。

1 学校の内申点(成績)はどうでもいい

外で昼寝をする人のイラスト(男子学生)

僕が受験生であった当時一般入試は入試の点数だけを見られていました。

もちろん二次試験の面接時には成績表は見られますが、面接の採点基準とは関係ありません。

私自身内申は、「33」でしたし、友人は「26」で遅刻回数50回越えでしたが面接時には特に触れられず合格をした人もいます。

それでも不安という方もいらっしゃると思いますが、一番大事なことは学校の成績用の勉強はしなくていい、と捉えていただくといいと思います。

特に技術や家庭科等はテストに向けて勉強したことは一度もありませんでした。

ただし、滑り止めとして選択する高校によっては注視するところもあるので注意して下さい。

2 英・国・数 以外の勉強はしない理科社会もしない

置き勉のイラスト(男の子)

私の受験時は私立高校の受験科目はほぼすべてが三科目のテストのみでした。

なので私は、そのほかの科目の勉強をすることをやめました。

公立高校の受験科目は理社を含む5教科なので、最初から三科目に絞っている人と同じ内容を理解するには、2教科増える分倍近くの勉強時間が必要になると思いました。

受験に必要ないことに時間を費やすことははっきりいって

 無駄 です。

1,2 の決断により時間が増えた

自分にとって必要のない、成績、科目を切り捨てたことで5教科を勉強しながら成績もとりつつ私立を目指す人たちと時間的に圧倒的に差をつけることができました。

大抵の人は公立校の華やかで楽しそうな「THE 青春」みたいなところに行きたがりますが、僕は大学受験まで見据えて男子校の修羅の道を行くことに決めたのです。

ちなみにですが塾は公立校の実績欲しさに最後まで5教科でやらせたがるところもあるみたいです。

もし、行きたい気持ちが本物なら相談してみましょう。私立コースなどもあるはずです。

参考までに

斜めから見た立つ人のイラスト(男子学生)

僕が受験した高校について記します。あくまで個人の感想です。

桐蔭学園

こちらは滑り止めで内申点で書類合格しました。

市川高校

1月半ばに受験の雰囲気を味わうために受験。不合格でした。調子に乗っていた自分を素直に反省し次につなげようと最後の追い込みへ。

本番の受験期前に練習できることは貴重な体験になりますのでお勧めです。

立教新座

早慶を目指すのであれば絶対に合格したいラインです。合格できました。

手ごたえが悪い場合は必ずテストの解きなおしを行いましょう。

慶應志木

いよいよ本命校がでてきます。ここは非常に癖のある問題が有名。

1次試験合格し面接に進むが、日程が早大学院とかぶっていました。あくまで「慶應」にいきたかったので志木を選択しました。

二次試験も通過して合格でした。

ちなみに志木は、私の時は願書を早く出した順で受験場所が志木高を指定されますが、定数を超えると三田キャンパスで受験できるのでなるべく近い方で受けれるように調べてみてください!

早稲田本庄

早慶の中だと偏差値と問題の難易度が比較的低いので、平均点が高くなりがち。

加えて問題数も少なく一問に対して配点が高いので凡ミスが非常に痛い。

私は自己採点の結果数学でとても大きく連なるミスをしてしまい不合格でした。

早稲田実業高校

問題のレベルは非常に高いが細分化すると基礎の積み重ねが多く、知識を覚えているかが明確に点数に反映されるイメージです。

自己採点の結果、塾内でもトップで合格することができました。

慶應義塾高校

大本命。こちらも1次試験を通過し面接の二次試験を通過して合格できました。

塾高は面接も二回あり同日に連続で行われる。一回目は先生二人対一人。二回目は先生一人対一人。

一回目の内容は主に学校生活について。中学生時代の自分の話から高校での生活はどのようにしたいか等が問われた。

二回目は人によって、あるいは面接官によってはなかなかに難しいかもしれません。

内容は主に”雑談”ですが、下手なことを言うと塾高の先生たちもかなり鋭い方々なので突かれます。少し怖い親戚のおじさんに採点されながら話す空気感を想像してください。

内容としては、”慶應”という組織に属したい理由(単純に高校だけの話ではなく)、好きな本、好きな映画でした。

入学してからそちらの先生は国語の先生だといううことが分かったので、本や映画は先生によってはスポーツや趣味といった内容になるかもしれません。

私の友人は、住んでいる地域の話、福沢諭吉の図書は知っているか等聞かれたそうです。

特に「学問のすゝめ」は、講師によっては授業で使用したり、当時も面接対策で読むといいといううわさがあったので余裕があれば一読していた方がいいかもしれません。

ちなみに、友人は答えられなかったが無事合格していますので余裕があればでよいかと思います。

まとめ

とにかく効率の良さと、勉強した時間がものをいう高校受験。

どちらも早い決断により得られることは間違いないです。

健闘を祈ります。

追記

使用していたテキストの現行版(改定されてますので全く同じではない)を、参考にしたいと幾人かの方々にお声を頂戴いたしましたので記載させていただきます。

国語

国語は漢字のみです。古文単語等は塾のテキストを使用していました。

数学

数学こそ、絶対的に公式の暗記は不可欠です。塾では用法は教えてくれますが肝心な式自体の暗記テストなどはないこともあるので意外と大切です。

英語

英語は暗記のテストといっても過言ではないです。知っていれば解けますし知らなければわかりません。英単語と、熟語の二点を暗記し、塾で文法をメインに取り組めればよいと思います。

以上です。暗記知識は本当に基礎です。

覚えただけで満足せず、それを応用できるようになって初めて意味があります。

ただ逆に、どんなに応用の練習をしても基礎が固まっていなければそれもまた意味がありません。

インプットとアウトプットのバランスが大切です。

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